自宅でホワイトニングしたい人はやり方を知っておこう
歯の黄ばみや汚れが気になるけれど簡単には落ちなくて困っているという人もいるでしょう。ホワイトニングの効果は聞いたことがあるけれど、歯医者に通わなければならないのでは大変だと感じて躊躇してしまうこともあります。
自宅で気軽にホワイトニングをすることもできるので、どんなやり方があるのかを知っておきましょう。
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ホームホワイトニングをしよう
歯医者の治療として行うホワイトニングには実は三種類あります。オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングと呼ばれていて、歯医者で相談すると希望する方法を選ぶことが可能です。オフィスホワイトニングが多くの人がイメージするホワイトニングで、歯医者に頻繁に通って治療を受けることで歯を白くする方法です。
強力なレーザーと、レーザーの光に反応して歯に付着した色素などを分解する薬剤を使用するのが特徴で、比較的短期間で歯が白くなるメリットがあります。それに対してホームホワイトニングは歯医者で診察を受けた後、ホワイトニングの施術自体は自宅で自分でできる仕組みになっています。
レーザーなどを使用しないので医師の資格がない人でも施術を行える方法なのです。効果こそ弱いものの歯医者にあまり行かずに自宅でできるのがメリットです。そして、この二つを組み合わせて行うのがデュアルホワイトニングで、オフィスホワイトニングだけよりもかなり早く歯が白くなります。
歯医者に何度も通うのが大変ならデュアルホワイトニングを選んでみましょう。
ホームホワイトニングのやり方
ホームホワイトニングにトライしてみたいという人はやり方を大まかに理解しておきましょう。最初は歯医者に行かなければならず、歯型を取ってマウスピースを作成してもらいます。そのマウスピースができたらホームホワイトニングに使う薬剤と一緒に受け取り、自宅でホワイトニングをするというのが基本的な流れです。
自宅ではマウスピースの中に薬剤を入れて、口にそのマウスピースを入れてしばらく待つというだけで誰でも簡単にできます。
マウスピースを口に入れていると喋ることはできませんが、特に安静にしている必要はなく、家事をしながらでもテレビを観ながらでも構いません。薬剤の種類によって時間は違うものの、通常は数十分間、薬剤を歯に浸すという形になります。
薬剤による処理が終わったらマウスピースを外して口をすすぎ、マウスピースも洗って翌日も清潔に使えるようにすれば大丈夫です。ホームホワイトニングはこのような作業を一日一回ずつ繰り返していくのが一般的で、だんだんと歯の白さが取り戻されてきます。
一回の施術で得られる効果はあまり大きくありませんが、ちょうど好みの色合いになったところで薬剤を使うのをやめられるので、理想的な色合いの歯にできるのがメリットです。
歯医者に行かずに自宅でできるホワイトニングはあるのか
自宅でホワイトニングをしたいけれど、一回たりとも歯医者には行きたくないという人もいるでしょう。上述のホームホワイトニングでは少なくとも歯型を取るために一回、マウスピースと薬剤を受け取るために一回は少なくとも行かなければなりません。
通常は最初にもらった薬剤では足りなくて追加をしてもらいながら経過観察のための診察を定期的に受けることになります。オフィスホワイトニングに比べると通う頻度が少ないのは確かですが、歯医者が嫌いな人や近くに歯医者がない人にとっては大きな問題です。
実は歯医者に一度も行かずに自宅でできるホワイトニングもあります。主流な方法として知られているのは歯磨きでホワイトニングをする方法と、LEDを使用する方法です。それぞれの特徴とやり方、注意点について確認しておきましょう。
歯磨きによるホワイトニングのやり方
歯磨きだけでホワイトニングができるならそれに越したことはないと思う人もいるでしょう。確かに毎日歯磨きをしている人なら今まで通りの習慣で歯磨きをすれば歯が白くなるので理想的とも言えます。歯磨きによるホワイトニングでは専用の歯磨き粉を購入して磨くことが必要です。
歯磨きでもホワイトニングができるということが知られるようになってから、各メーカーがオリジナルの歯磨き粉を開発して販売するようになり、現在ではかなりの種類があります。ただ、歯磨き粉の選び方によって効果の強さもホワイトニングのメカニズムも違うので注意しなければなりません。
歯磨き粉によるホワイトニングは主に二種類の成分を活用しています。一つが歯に付着している色素と反応して脱色するように働きかける成分です。脱色するのなら普通のホワイトニングと同じではないかと思うかもしれません。
しかし、使用されている成分はまるで違うものです。歯磨き粉の成分はうっかり飲み込んでしまうリスクがあるのであまり危険なものを使用することができません。ホームホワイトニングなどで用いられる薬剤に比べるとかなり弱いものを使っているので、実は効果はあまり大きくないというのが事実です。
付着して間もないものに対しては比較的効果がありますが、歯の深くまで入り込んでいるようなものにはほとんど効果がありません。もう一つ使われている成分が研磨剤で、歯に付着している汚れを物理的に取り除くように作用します。
極端に言えば歯の表面を薄く削って色を落としているのが研磨剤です。普通の歯磨き粉にも研磨剤が含まれている場合が多いですが、ホワイトニング用の場合にはそれよりも研磨作用が強いものが用いられています。表面の汚れであればかなり綺麗に落ちるメリットはあるものの、歯そのものを傷つけてしまうリスクがあるのが注意点です。
柔らかな歯ブラシを使って傷をつけないように気をつけると良いでしょう。
LEDを使うホワイトニングのやり方
LEDを使って自宅でできるホワイトニングは考え方としてはホームホワイトニングと同じです。キットに付属しているマウスピースを使って歯を薬剤に浸し、LEDの光を当てることでホワイトニングを行います。
LEDの光によって色素などを分解する物質が発生するような薬剤を使用しているのが特徴で、オフィスホワイトニングとも原理的に似ていると言えるでしょう。レーザーに比べると時間がかかりますが、薬剤に浸すだけの方法に比べると短時間で効果が出やすいのが魅力です。
自宅でホワイトニングをしたいならキットを手配してみると良いでしょう。