美容外科でのホワイトニング治療の詳細と利用時の注意点
歯の汚れを取り除いて白く輝かせるホワイトニングは歯科医院で行うのが普通ですが、審美治療に長けている美容外科でも受け付けている所があります。
歯の審美治療であるホワイトニングは単に白くするだけではなく、綺麗に仕上げて歯の健康を損なわないことが重要です。関連⇒大阪ホワイトニング - 湘南歯科クリニック（大阪心斎橋院）
健やかで美しい歯を保つためにも、美容外科で行うホワイトニング治療の詳細について学びましょう。
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ホワイトニングは歯を漂白して綺麗に見せる審美治療
人の歯には茶渋やタバコのヤニなど、普通の歯磨きでは落とせない汚れがこびり付くことがあります。このような汚れは歯の表面を覆うエナメル質に生じた微小な傷の中に入り込み、そこから周囲を汚損します。そのため、歯の表面の汚れを削ぎ落す普通の歯磨きでは取り除くことができないのです。
また、粘り気が非常に強いのも除去が難しい理由のひとつですが、この粘り気が汚れをセメントのように固くして歯石を形成します。
歯石は歯を傷つけたり悪臭を発生させるなど口内環境を著しく悪化させる厄介な代物なので、歯を清潔に保つには歯石になる前に汚れを取り除くことが重要なのです。しつこい汚れを取り除くには歯科医院でホワイトニング治療を受けるのが最適な方法と言っても過言ではありません。
歯を対象にした審美治療は歯列矯正やインプラント治療など歯並びの矯正治療というイメージがありますが、汚れを除去するホワイトニングも審美治療の一種です。歯を傷つけずに汚れを取り除く方法として最も広く行われているのは漂白を伴う洗浄です。
ホワイトニング用の薬剤を塗布することで汚れの色素を分解し、白い歯に改善させるのです。この方法はエナメル質の傷に入り込んで沁みついた汚れを除去するのに最適なので、歯科医院では汚れの程度に関係無く行われています。
また、歯への刺激が非常に少ないことも普及に繋がった理由のひとつです。漂白は色素を分解させるだけではなく、汚れの成分を歯から浮き上がらせる効果もあります。この効果を利用して汚れを取り除き、歯を白く輝かせているのです。
美容外科で行うホワイトニングも基本的な処置は変わらない
美容外科は肌のシワ取りやまぶたを二重にするなど、顔や体の気に入らない部分を美しく改善させるための審美治療を行う医療機関です。歯の治療は専門外のイメージがありますが、ホワイトニングのように歯の汚れを取り除く審美歯科治療であれば、美容外科で扱っている設備を使うことで対応することができるのです。
美容外科で行うホワイトニング治療も歯の汚れの色素を分解する漂白なので、基本的な処置は変わりません。しかし、一般の歯科医院が薬剤を使うのに対し、美容外科ではレーザーによる化学反応で汚れの色素を取り除くことが多いのです。
美容外科では美肌治療の一環としてレーザー照射によるシミ取りを行っていますが、この手法を歯の漂白に応用しています。美容外科でのホワイトニング治療でいきなりレーザーを使うことはありません。歯が汚い状態ではレーザーが拡散してしまい、色素を分解することができないためです。
そのため、まずは歯磨きを行って表面の汚れを取り除きます。場合によっては歯間ブラシを使って歯が重なっている部分の汚れも除去します。歯を清潔にしてから改めてレーザー照射の準備を行います。色素の分解を促す薬剤を歯に塗布してからレーザーを当てることにより、エナメル質の内部に沁みついた汚れを分解することができるのです。
レーザー照射によるホワイトニングは薬剤による漂白よりも綺麗に汚れを除去できますが、その一方で歯の表面に微小な傷が生じてしまう欠点もあるので処置後のケアは欠かせません。レーザー照射を行った後はフッ素コーティングを行うのが適切なデンタルケアです。
フッ素を塗布することでレーザー照射で生じた微小な傷を塞ぐ形で皮膜を作ると共に、エナメル質を頑丈にする効果が得られます。また、汚れが再び付着するリスクを軽減できるのもメリットのひとつなので、見た目に異常が無くてもフッ素コーティングを受けるのが歯をいたわることになるのです。
ホワイトニング治療の費用について
ホワイトニング治療は医療保険が適用されない審美治療なので、費用の全額を患者が負担しなければいけません。その一方で審美治療は医療機関が金額を自由に決めることができます。同じ治療でも医療機関によって治療費に違いがあるのはそのためです。
ホワイトニング治療も医療機関ごとに金額が異なりますが、それでも決して安価とは言えないのが実状です。ホワイトニング治療は基本的に上あごと下あごに分けて行うので、治療費もそれぞれ別に金額を設定するのが普通です。
治療方法で多少の違いはありますが、上下どちらかのあごの一方を治療すると平均して3万円から5万円ほどとされています。上下両方を治療すれば金額も倍になるのでさらに出費が嵩みます。そのため、審美治療専用のローンを組むなど金銭面の工夫が求められるのです。
ホワイトニング治療は医師まかせにせず自分でも気を配る
歯の汚れを取り除くホワイトニング治療は医師による専門的な処置が効果的ですが、すべてを医療機関任せにするのは良くありません。いくら効果的な治療を受けても家庭でのデンタルケアが疎かでは綺麗な白い歯にはならないのです。
ホワイトニング治療で満足できる結果を得るには自分でも歯の衛生管理に気を配ることが大切です。食後の歯磨きをしっかりと行う他、タバコやお茶は控えます。歯のエナメル質に傷ができるとそこに汚れが沁みるので、極端に固い物を食べるのも避けるのが賢明です。
就寝中の歯ぎしりも良くないので、ホワイトニング治療と併せて歯ぎしりの治療も受けるように心がけます。
ホワイトニング治療の良し悪しは医師の技術力次第
美容外科で行うホワイトニング治療はレーザー機器を使うなどの理由で、歯科医院よりも費用がやや割高です。治療にかかった金額が高額でも仕上がりが良いとは限りませんが、美容外科で行うレーザー治療は美白効果が長いので長期的な目で見ればむしろ安上がりと言えます。
その一方で医師の技術力が仕上がりの良し悪しを左右することを忘れてはいけません。高性能なレーザー機器で歯を漂白しても、機器を扱う医師によって結果が変わることは決して珍しくは無いのです。綺麗に輝く白い歯にするにはホワイトニング治療の方法もさることながら、優秀な医師の下で治療を受けることが重要な決め手になることを忘れてはいけません。